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ふるさと大使 谷山さん、美しき女王対決制す

最終更新日:

前蹴りを決める谷山選手
得意の前蹴りから主導権を握る谷山佳菜子選手(右)

「画像は「YAHOOニュース」より」

 1Rから主導権を握った谷山選手

 平成28年7月31日(日曜日)、東京・新宿FACEで行われたキックボクシング「J-FIGHT&J-GIRLS 2016 4th」で、谷山佳菜子選手が陣内まどか選手(エスジム/J-GIRLSバンタム級王者、初代WPMF日本女子同級王者)を破り見事勝利しました。

 

 陣内選手との対戦は4年ぶり3度目となり、2011年と2012年の対戦ではいずれも谷山選手が勝利しています。

 しかし、今回の試合は、事実上、女子バンダム級日本一が懸かった一戦。3度目の正直を狙う陣内選手、一方の谷山選手も故郷を背負い、また、自分の夢を叶えるために負けられない一戦。油断することなく気合十分で臨みました。

 試合は、1R開始早々、谷山選手が左の前蹴りを浴びせ、攻撃のタイミングを狙われた陣内選手に、続けて左ストレート&右フックをさく裂させました。さらに、前蹴りからの伸びのある右ストレートで、陣内選手を一瞬ぐらつかせるなど、谷山選手が試合の主導権を握りました。

 2Rは、左の前蹴りから距離を詰める谷山選手が、左右のワンツーをヒット。一方の陣内選手も右ロー&ミドルで応戦を試みますが、谷山選手はパンチで合わせて攻撃。さらに距離を詰め反撃を試みる陣内選手に対し、谷山選手はボディへの前蹴りで巧みに突き放しました。

 3R、反撃に転じたい陣内選手はパンチの連打で前に出ます。谷山選手も何度か顔面にパンチを受けるものの、気合で勝る谷山選手にダメージはありません。逆に谷山選手は左の前蹴りから右ストレート。さらには陣内選手の蹴りに合わせたワンツーで返し、陣内選手の反撃を最後まで許しませんでした。

 判定は、29-28、29-28、30-28の3-0と全員が谷山選手を指示するジャッジで、谷山選手が陣内選手の3度目の挑戦を退けました。

 試合後にマイクを握った谷山選手は「今回の試合で女子バンタム級の日本一が決まると思って戦いました。これからは世界の強豪とも戦っていきたいと思います」と今後の目標をアピールしました。 

 

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