特別展の開催
令和2年度熊本県近代文化功労者に顕彰された合志市出身の原田茂(はらだしげ)さんの功績を伝えることを目的に、『洋装への扉を開いた合志の女性、「原田茂(はらだしげ)」特別展』を以下のとおり開催します。皆様、お誘い合わせのうえ、是非、ご来場ください。
●開催期間:令和3年11月6日(土曜日)から令和4年2月27日(日曜日)まで
●会 場:合志市総合センター「ヴィーブル」3階 歴史資料館
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【ヴィーブル正面入口の様子】 |
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【ヴィーブル1階フロアの様子】 |
特別展の内容
特別展では、原田さんの著書や当時の書籍、パネルの展示をはじめ、原田さんが実際に制作したワンピースも展示します。原田さんが制作されたワンピースは、とても綺麗で、ファッショナブルなデザインとなっています。また、先日、テレビ熊本で放送された、原田さんの生涯を描くドキュメンタリードラマ郷土の偉人シリーズ第29作『結びの糸・原田茂 ~洋装への扉を開いた火の国の女~ 』の放映も行います(ヴィーブル1階を予定)。原田さんの生き方には、とても勇気づけられるシーンが多いです。ドラマとワンピースを楽しみに是非、お越しください。
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【原田さんの作品(1)】 |
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【原田さんの作品(2)】 |
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【原田さんの作品(3)】 |
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【原田さんのお写真】 | 【原田さんの著書や当時の書籍】 |
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原田茂(はらだしげ)さんの紹介
原田さんは、1896年10月、旧合志村平島に生まれ、尚絅高等女学校(現在の尚絅高校)を卒業されています。卒業後は、文化服装学院(東京都)で教育者となり、1960年に学院長、1971年に名誉学院長に就任するなど、同校の発展に寄与されました。洋服の文化が、まだ日本に浸透していない大正から昭和初期の時代に、「日本にいる誰もが、素敵なお洋服を着て欲しい」(自叙伝『たてよこの糸』内で記述)という強い思いを持って、全国各地で洋服の仕立て方の講習会を開催したり、多くの洋裁に関する著書を執筆するなど、日本の洋裁文化の進展に尽力されました。
これらの洋裁教育の功績により、原田さんは、1966年にアメリカン学術賞を受賞、1967年には、勲四等瑞宝章を受章しています。また、昨年は、令和2年度熊本県近代文化功労者にも顕彰されました。
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【文化服装学院時代の原田さん】 |