雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。
雷対策には、(1)落雷から身を守る対策と(2)雷サージから電子機器を守る対策の2種類があります。
落雷から身を守る対策
雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。
【危険個所と対処法】
・高い物から離れる:高い木や電柱、建物などの近くは危険です。木の幹や枝葉から4m以上離れたところに避難しましょう。
・金属に触らない:家の中では窓や蛇口などの金属部分には触れないようにしましょう。
・水回りから離れる:水回りからも1m以上離れて入浴などを避けましょう。
【参考リンク】
雷サージから電子機器を守る対策
雷サージとは、落雷時に発生する瞬間的な過電圧や過電流のことです。
【対処法】
・コンセントを抜く:雷が接近したら、パソコンや家電製品の電源を切り、コンセントから電源ケーブルを抜きましょう。
・外部接続ケーブルを抜く:LANケーブル、TVのアンテナケーブル、電話線なども、コンセントから抜きましょう。
・感電に注意する:雷が鳴っているときに機器の電源に触れるのは感電の恐れがあるため避けましょう。
・雷ガード付きタップを使う:雷サージを吸収する素子を内蔵したタップを使用すると、機器への被害を減らすことができます。
・SPD(避雷器)を設置する:電源回線や通信回線にSPDを設置すると、雷サージを安全にアースに放出し、機器を保護できます。
・雷保険に加入する:雷による家電の故障に備えて、保険の加入を検討するのも有効な手段です。
雷発生状況や予報を確認しましょう
雷の発生状況や予報を気象庁や日本気象協会ではホームページで確認しましょう。
【HPリンク】
・【気象庁】雷ナウキャスト ※1時間先までの降水分布、雷の活動度、竜巻発生の確度の予報をご覧いただけます。
・【日本気象協会】(熊本県)雷レーダー(予報)