合志市防災士連絡協議会は、8月7日(木曜日)にSP防災士育成訓練と併せて、防災士会員を対象としたスキルアップ訓練として「熊本県防災センター」の研修を実施しました。
【施設概要】
熊本県防災センターは、熊本県の災害対応における指令拠点であり、南海トラフ地震など、大規模災害発生時には、九州広域における防災拠点機能を担うことが想定されています。
1階:展示・学習室
熊本県内の過去の自然災害被害情報、災害発生メカニズム、防災への取り組み等について、展示パネル、プロジェクションマッピング、
VR技術等を活用した学習機会が提供されている。
2階:オペレーションルーム
オペレーションルームは、主要な指令役割を持つ災害対策本部機能を有しており、熊本地震の教訓を反映し、2階に設置している。自衛隊、
警察、消防の活動部隊に加え、電気・ガス等のライフライン関連事業者まで配置可能とすることで、機能強化が図られている。
【研修概要】
研修には、21名が参加し、オペレーションルームや展示・学習室の見学、防災講話の受講、パネル説明、VR体験を通じて防災に関する知見を深めました。
(1)オペレーションルーム
各ブースの配席や応援部隊の配置、情報を取りまとめた大型モニターなど、運用体制について詳細な説明を受け、理解を深めました。
(2)防災講話
展示・学習室運営員より「防災リーダーの役割と自助意識の醸成」をテーマに、自然災害の脅威、自助意識向上の重要性、地域の防災リーダーの必要性や防災活動の具体例について、豊富な資料と経験をもとに分かりやすく説明、解説していただきました。
(3)展示・学習室
熊本地震や令和2年7月豪雨など県内主要災害の記録紹介、プロジェクションマッピングによる地震や風水害の発生状況の視聴、VRによる地震・浸水状況の仮想体験など、あらゆる視点から災害のイメージを持つことができました。
本年度は、防災士に求められる知識・技能及び意識向上を目的に、年間4~5回のスキルアップ訓練を計画しております。次回は災害ボランティア活動に焦点を当てた訓練を予定しています。