【NO.14】（熊本県主催）避難所運営セミナーに参加しました

　熊本県が主催する避難所運営セミナーが開催され、合志市をはじめ、菊陽町、大津町、菊池市、熊本市、阿蘇市など合わせて56名の方が参加しました。合志市防災士連絡協議会からは25名の防災士が参加しました。

　このセミナーは、熊本県が県内11か所で避難所運営における資機材、備蓄品の必要性や利活用の方法など、県民の防災意識啓発を目的に開催するもので、今回が3回目となる開催でした。

　なお、セミナーの進行は、本協議会の会員でもあり、かつ熊本県の防災士アドバイザーである星子さんが担当されました。

　セミナー名：避難所運営セミナー

　日　　　時：令和7年11月30日（日曜日）　14時30分から

　会　　　場：合志市総合センター「ヴィーブル」内　サブアリーナ　

　参加者は、10個のグループに分けられており、グループごとに自己紹介を行い、セミナーが開始されました。はじめに、地域で運営する避難所について概要を説明された後、「避難所生活のための備え」や「避難所の資機材、備蓄法の活用方法」の動画を視聴しました。視聴後は、4つの区分に分かれて、実際に段ボールベッド、2人用テント、災害用トイレの組み立て、避難所運営キットの内容品の確認を行いました。組み立ては、みんなで話し合いながら、協力して行い、スムーズに完成させることができました。組み立て後は、段ボールベッドに座ったり、横になったりして強度を試したり、2人用テント内に配置してスペースを確認したり、災害トイレの利便性について、学ぶことができました。

　次に、「今日からできる避難所運営の準備」に関する動画を視聴し、避難所の開設・運営のフローについて、講義を受けました。避難所の開設準備・開設のポイントや避難所の運営のポイント、避難所運営で配慮が必要なことなどの説明を受け、具体的なイメージアップを図ることができました。

　最後に、各グループで避難所運営タイムライン作成のワークショップを行いました。「平時」における備えから「発災後」の初動対応、避難所対応について、各々が考えることを付箋紙に記入し、ワークシートに貼り、自分の地域でできることについてグループで話し合い、発表しました。

　本セミナーは、避難所の開設・運営の基本的な事項であり、それぞれの避難所や行政区によって、変わることもありますが、平時から準備することの重要性や避難者の状況をイメージして運営を考えることが大切であることを改めて学びました。また、本協議会はもとより、他の市町の防災士との交流を図ることができ、色々な視点があることに気づくことができました。

　避難所運営は一人ではできません。今日のつながり、地域のつながりを大切にして次のつながりにつなげ、みんなで協力し、力を合わせて運営することが大切だということを強く感じました。