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市長メッセージ【今回の集中豪雨災害について】

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今回の集中豪雨は、熊本を初め各地に甚大な被害をもたらしました。私自身も今までに経験したことがない大雨であり、私の知り合いの方々も数多く被害にあわれました。今回の災害で多くの人命が失われ、多くの家屋や財産が消失しました。亡くなられた皆様とご遺族の方々に対し、心からご冥福をお祈りいたしますと共に、哀悼の意を申し上げます。あわせて被災された皆様にもお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧と普通の生活に戻れますようにお祈りします。

合志市は災害に強い土地でありますが、被害を受けられた市民の方もおられます。また各種の警報が発令中には消防団員の見回りや建設業協会員の方々による迅速な復旧作業、そして地域の皆様のご協力に対しましても心からお礼と感謝を申し上げます。

昨年の東日本の大震災から一年以上が経ち、未だ復旧のスピードも上がっていません。また経済問題、電力問題、雇用の空洞化問題、社会保障問題等、難題山積の状況です。こんな時こそ時代を担う本当の政治が求められ、リーダーシップを発揮し、国家国民の不安を払拭しなければならないと思います。行政の危機管理や想定のあり方など今までの考え方では対応できない問題事象が相次いでいます。特に近頃の天候はゲリラ豪雨とか竜巻とか「俗にいう、想定外の出来事である。」との表現が当てはまると思います。

危機管理上の防御策として限られた予算の中で対応するのか、想定できるあらゆる問題に対しかかる経費をすべて投入するのかとの問いに対しては、答えとしては実に悩ましいものであります。全てに100%の対応ができる危機管理を目指すには、財政規律も予算も度外視しなければならないからです。

これからの日本の社会構造を考える時、さらに深刻化する少子高齢化と税と社会保障の問題、気候変動、教育のあり方、電力問題等をあわせて検討していくと、すべての問題が危機管理となります。しかも順位を付けることが困難であり長期の問題でもあります。

今回の豪雨災害を見ますと行政はどこまで想定すればいいのか、また備えはどこまで可能なのか、あらためて検証しなければなりません。市民一人ひとりが真に安全安心に暮らすことができるよう今回の災害を新たな教訓としてまちづくりに生かしてまいります。

 

                      平成24年7月20日

                        合志市長 荒木義行

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