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絆の一歩は、自治会(行政区)への加入から

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いま日本になにが起きているのでしょうか?

高速道路の倒壊やビルからの煙が立ち上り、その地震のすさまじさを実感した阪神淡路大震災、そして東日本大震災では津波が押し寄せ、これまでに見たこともないような、家屋、車、そして田や畑が海水に飲み込まれる映像を通し、かつてないような自然の驚異と恐怖を感じると共に、さらに追い討ちをかけるように、原子力発電所の爆発事故は、現場の生々しい映像と共に、これから先の日本はどのようになるのかと心の底から恐怖を感じています。

また、九州北部豪雨災害では「これまでに経験したことのないような大雨」と表現された大雨により、菊池市では河川の増水で赤橋が流され、阿蘇市では多数の被災者と共に合志市の市民の方まで被害に遭うという痛ましい災害となってしまいました。合志市においても、人的な被害はありませんでしたが、大小さまざまな崖崩れ等が発生し、一部では避難指示を出すような今までにない経験をしています。

このような大自然の驚異のすさまじさを目の当たりにすると共に、人の無力さを痛感したところでもあります。

 しかし、人には助け合う心と行動力がありました。阪神淡路大震災では、生き埋めや建物に閉じ込められた人々のうち、救助された95%は自力、もしくは家族や隣人によって救助されています。

 また、淡路島のある地区では、近隣同士で救助活動が迅速に行われ、行方不明者の発見が地震当日の夕方には終了したとのことです。その他、ある村の区長さんが日頃から住民の皆さんの動向を把握し、情報が区長さんに集まるという仕組みを作られており、地域の協力で一日で村民全員の安否が確認されたということも伺っております。

 さらに、東日本大震災では、東北の人々の我慢強さとその秩序ある行動は、世界の人々から驚きと尊敬を持って受け止められています。その根底にあるのは地域の方々の絆ではないかと感じております。

 そして、今後の日本は超高齢化社会を迎え、高齢者世帯や一人世帯の家も多くなり、日頃の見守りや助け合いも地域に求められています。

 このような事例をみますと、もっとも頼りになるのは、隣近所の助け合いであり、災害の予防、被害の軽減や復旧には欠かせないものとなっています。

 その第1歩が自治会(行政区)の活動ではないかと考えます。自治会は、地域住民の自主的な意思による総意に基づき、地域を快適に住みよくするために結成された任意の団体であり、コミュニティづくりの中心的な担い手となっています。地域の人びとがふれあい、話し合う場でもあります。他人まかせではなくお互いが協力し合い、自分でできることや得意なことを通じて、楽しさや心のふれあいを発見する場ともなっています。

 また、合志市では、広報紙や回覧板等の配布、ごみステーションの清掃管理、街灯の維持管理など、市民の皆さんの生活に密着した事柄も、自治会を通して行っています。

しかし、「自治会に加入して何のメリットがあるの」という人もおられますが、いまの合志市に、いや日本に求められているのは「相互扶助の精神」ではないかと考えています。

 これからも合志市のみならず、日本全国で色々な出来事が起こり、地域の助け合いがこれまで以上に必要となってまいりますので、心より区への加入をお願いするものでございます。

 

合志市長 荒 木 義 行

 

 

防災訓練(武蔵野台)(2) 防災訓練(武蔵野台)

 

防災訓練(須屋地区)(2) 防災訓練(須屋地区)

市防災訓練の様子(上段が武蔵野台地区、下段が須屋地区)

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