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「オメガ3の利用プロジェクト」覚書締結式に参加して

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新たな産業の創出へ

市長挨拶

スピーチする荒木市長

 先日、フランス大使館で「オメガ3」の活用についての覚書締結式に参加しました。このときは、フランスの食品産業クラスター(地域の食材、人材、技術等の資源を有効に結びつけ、新たな製品、新たな地域ブランド等を創出することを目的とした集団)及びブルーブランクール協会(通称:BBC フランスで公に認められている非営利団体)と、九州地域バイオクラスター推進協議会との締結式でしたが、重要関係都市として本市が参加しました。

 この「オメガ3」というのは、心臓疾患やアルツハイマー型認知症等の予防効果が認められており、逆に欠乏すると視力や学習能力の低下などが報告されている栄養学的に必須な脂肪酸の総称です。オメガ3脂肪酸には、α‐リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などがあり、亜麻や青魚、くるみ、豆類などの食品から摂取できますが、普通の生活の中では摂取しにくく意識的な摂取が必要と言われています。

 現在、フランスの食品産業クラスター及びブルーブランクール協会は、フランス産亜麻の含有機能性成分を利用し、農畜産分野の品質向上や、その成分を活用した人の健康に役立つ商品づくりに取り組む「機能性油脂オメガ3の利用プロジェクト」を進めており、すでに世界各国にオメガ3ブランドが確立されています。

 そこで、今回、九州地域バイオクラスターがオメガ3ブランド(BBC認定ロゴマーク)のロゴマークを日本で使用することにより、日本での事業化を図りたいと覚書の締結が行われたものです。

 今回の覚書締結式は、フランスと日本のそれぞれの強みを活かし連携することで、より具体的な産業交流のステージに発展させることを目的として行われました。そうすることで、製品の高付加価値化を図り、新事業創出や新市場開拓を図ることになります。

 本市としても、農畜産分野の品質向上や商品の付加価値による農家の所得向上など、産業・農業を基軸とした新たな事業を創出したいと考えており、九州地域バイオクラスター推進協議会と九州経済産業局が推進しているこのプロジェクトに日本で最初の取組地域となるよう取り組んでいます。

このような一つの取り組みが、市民、企業など本市に関わるすべてのものが「健康」で、毎日を安全且つ安心して暮らすことのできる社会環境を構築していくと共に、新たな産業の創出・活性化を図り「稼げる市」を目指していくものと考えています。

 今後は、本市が行政機関としてフランスとの交流を重ね、友好関係を構築していくための重要な役割となれればと思います。

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