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菊池恵楓園「希望の鐘」除幕式祝辞

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「希望の鐘」除幕式

 佐賀県が復元した「希望の鐘」の除幕式に出席しました。
 「希望の鐘」の復元のきっかけは、昨年1月に佐賀県の山口知事が恵楓園を訪れ、使われていない「希望の鐘」を目の当たりにしたとのことです。
 この「希望の鐘」は菊池恵楓園旧事務本館(現社会交流会館、昭和26年建設)前の高さ22mの『希望の塔』の頂上に掛けられていました。
 社会復帰者が恵楓園を去っていく際、見送りの意味を込めて「希望の鐘」が鳴らされていましたが、老朽化により取り外され、社会交流会館に保存、展示されていました。
 除幕式には、佐賀県内の小中学生など約130人が出席しました。

 

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『希望の塔』を囲む参加者の皆様

 

(祝辞)

 皆さんこんにちは ただいまご紹介いただきました地元「志を合せる」と書きます合志市の市長 荒木義行でございます。
 今、山口知事さん(佐賀県)の方からお話がありました。
 佐賀県のこれからの未来をしょってたつ子どもたち、そして保護者の皆さん方、また佐賀県庁の皆様ようこそお越し下さいました。
 今回、山口知事の発案によって、このような希望の鐘の除幕式という段取りをお伺いしたときに、地元の市長としてはなんとなく申し訳ないという思いがございました。佐賀県のその思いを大事にしながら感謝を申し上げます。
 

 本日は、入所者自治会の志村会長、太田副会長もお目見えですけど、自治会の皆様はやはり山口知事の話にもありましたように、故郷の地に帰ることができなかった、そして自分たちの子どもをもつことができなかったなど無念の中にお亡くなりになられた方がおられます。間違った施策の中でたくさんの方を不幸にしてしまった。このようなことは知事の話の通り二度と繰り返してはならないと地元の市長としても当然思っています。
 過去を振り返りながら、将来をしっかりと見ていくということでは、今を生きる自治会入所者の方々の生活支援、これも大切なことであります。
 

 また、なんと言っても園内に新しい保育園が建築されております。完成すればまさしく大勢の子どもたちがこちらに集うことになります。また、南側に医療刑務所跡地がございますが、まもなく、小中一貫校の学校も建つことになります。ですからこの地は名実ともに差別や偏見などこういったものを取り除く人権学習の場所という形で私どもは使わせていただきたいと思います。
そして、地域の方をお迎えするときに、この玄関の「希望の鐘」という形でお迎えいただければ、さらにその輪が広がっていくのだろうと期待をしております。 
 

 差別や偏見といったものは、私たちの心の奥にある大きな問題でありますので、学習を行いさらに過去の反省をしながら将来につなげていく、こういった一助になるような今日の除幕式ということで改めて知事をはじめ感謝申し上げ、また重ねて子どもたちにも、合志市においでいただいたことに感謝申しあげるとともに、人権そして平和な世界の構築の為にも頑張っていきたいと思います。

 本日は誠にありがとうございました。

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