年頭にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。また、昨年中は市政各般にわたりご理解とご協力をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
昨年は、熊本地震からの復旧・復興を最重要課題と位置づけ、被災者の生活再建支援を第一に市政運営に取り組んでまいりました。昨年3月には熊本地震からの発展的復興に向けた基本的な理念や方針、まちづくりの全体イメージを示した「合志市復興まちづくり計画」を策定し市民の皆さまとともに復興への歩みを進めてきたところです。
主な取り組みとして、国や県等に対し復旧・復興への支援や財源措置について強く要望するとともに、合志庁舎への統合に合わせ防災拠点としての機能を併せ持つ増築庁舎や、野々島公民館の建て替えに合わせた災害拠点整備に取り組んでいるところです。また、本市のシンボルとも言うべき総合センター「ヴィーブル」は、本年4月の復旧オープンを目指し、工事を進めているところです。
新たに迎えました平成30年(2018年)は、明治元年(1868年)から起算して満150年に当たります。昨年は、明治25年に合志郡西合志村黒松に設立され、教育の機会に恵まれない農村子弟のための私塾「合志義塾」を描いたドキュメンタリードラマを制作放送し、本市の偉人を後世に伝えるとともに本市の魅力を広く発信したところです。
特に本年度は、関係各位のご協力により熊本北合志警察署の開所や竹迫土地区画整理事業区域内商業施設などの開業、県道大津植木線バイパスの一部供用開始、さらには北熊本スマートインターチェンジ(仮称)の供用開始などが予定されており、復興に向けた弾みとなるものと考えます。
私たちの住む合志市は、誇るべき地域資源が多数あり、また今後交通アクセスも向上することが予想され熊本県の中枢都市としてまだまだ大きな発展の可能性を秘めています。この伸び行く合志市をさらに伸ばすべくリーダーシップを発揮し、強い意思と行動力を持ちながら精力的に取り組みます。そして、本年も市民の皆様が安心・安全に暮らし、次世代の子どもたちに胸を張って引き継ぐことのできる活力があるまち「健康都市こうし」の実現を目指し、精一杯邁進していきたいと思います。
結びに、本市にとりまして、本年が活気溢れる輝かしい年となりますよう念願いたしますとともに、市民の皆さんにとりまして、ご健勝で幸多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。