皆さま、あけましておめでとうございます。
本来ならば、すばらしい新年をお迎えになった事とお慶び申し上げます、と申し上げたいところですが、昨日の地震には私も驚き、改めて大自然の驚異を感じたところです。現在のところ、合志市での被害報告はなく、安心しています。
さて、熊本地震から2年8か月の歳月が経ちますが、これまで職員の皆さまには復旧・復興を第一に、市政運営に取り組んでいただきました。その一環として、昨年4月にはヴィーブルが復旧し、また合志庁舎に行政機能を集約させ、防災拠点としての活用や災害をはじめとした対応能力、市民の皆さまの利便性の向上を図ることができました。また、今年の3月には北熊本スマートインターチェンジの開通も予定されております。このような状況下で、熊本県下では、この合志市周辺が一番元気と活力を作りやすい、中心となっていく場所というイメージを持っていただいていることは、大変ありがたいことだと思っております。
今年は、4月には統一地方選挙があり、5月には元号が変わります。これを契機に市民の皆さまが政治・行政に関心を示していただくために、私たち職員は引き続き公平・公正な業務を行っていかなければなりません。また、10月には消費税が10％となり、経済に与える影響、さらには市民の皆さまへの影響も大きいことから、行政に対する不満も出てくる、そのような激動の年になると感じています。
合志市の財政も、社会保障や子育て支援をはじめとした社会福祉費の急激な伸びなどによって厳しい状況にあります。私たちは限られたこの予算の中で、より市民の皆さまの声に耳を傾けながら事業の改善を行い、市民生活に還元していかなければならないと思っております。
そのため、どの部署の職員であっても自分の仕事として地域資源や官民連携などを活かした財源の確保、創意工夫を行う感性を持って、この状況を乗り越えていかねばなりません。
ただ、仕事を行うときは失敗への恐れや不安があると思います。そこは、皆さまが仮に失敗をしたとしても個人の責任を問うのではなく、組織として対応し成功へと導いていけるよう私も精一杯努力したいと思います。
今年一年は激動の時代に、また変化の年になると感じています。そうした中でも、今の新しい気持ちを忘れることなく前へ進む一年にしていくべく、そして職員の皆さまの創意工夫を共に活かし合志市を豊かで実りある都市にしたいと思いますので、引き続きご支援とご努力をお願いして年頭の挨拶といたします。
今年一年よろしくお願い申し上げます。
