12月15日、ヴィーブル文化会館にて、中九州横断道路の大津-熊本を結ぶ区間の事業化早期実現に向けた総決起大会を開催しました。
熊本と大分を結ぶこの道路は、全長120kmにも及び、農業・商業・工業の発展や防災・減災につながる道として早期の全線開通が求められているものです。この建設は大分県側から進んできていましたが、近年における熊本での水害、地震など様々な要素から、熊本県側からも建設を進めていく運びとなりました。そして、大津熊本の区間において今年の3月に都市計画素案及び環境影響評価法に基づく住民説明会が開かれ、着々と事業化に向けて進んできています。
しかし、今年は全国各地で自然災害が起こり、被災地から国に復旧支援が求められています。熊本地震を経験した私たちには、被災地の方々が願う復旧への想いは痛いほど分かりますし、国からの支援も必要なものであると思います。
一方で、予期される災害への備えや地域の経済発展のため、中九州横断道路の建設は欠かせないものであり、次世代に続く大切な宝物となります。この重要性を国により理解してもらえるよう、地元選出、県選出の国会議員をはじめとした関係する皆さまのご支援、ご協力をいただき、事業化まであと一歩のところまで来ています。
今回、1,100名もの会場を埋め尽くすご参加いただいたことで、地元の熱意と期待をあらためて確認することができましたし、ご臨席いただいた関係各位にも伝えることができたと感じています。
ご講演いただきました蒲島知事からも、「中九州横断道路は熊本の創造的復興にとって必要不可欠なものであり、この流れを絶やさないようしなければならない」との言葉をいただきました。
この大会を機に決意をあらたに、そして関係する皆さまから引き続きご協力いただきながら、一日でも早い事業化そして開通を目指していきます。