子ども向けの弁当を作る際に、子どもを喜ばせたり、嫌いなものも自主的に食べるようにするために、おかずなどのデザインを工夫することは、従来から行われてきたそうです。昭和7年に発行された『児童の飲み物とお弁当』(誠文堂、1932年)には、子どもの好き嫌いを直す最善の方法として「材料の全く判別できない形に処理」し、「料理の観覚に美しさを与えること」が提唱されていることから、遅くとも昭和の初期からは、弁当に子どもが喜ぶ外観上の工夫をすることはある程度の広がりを持って行われていたことが推察されています。
料理研究家の沢田澄子さんが1974年5月に出版した『すぐに役立つ子どものお弁当』では、たこさんウィンナーなどのおかずだけでなく、ご飯の上にそぼろや海苔を使って猿の顔や自動車などを描いていますが、この時点では、まだキャラクター弁当(キャラ弁)という名称は見受けられていません。
本市在住の もんちっちさん(30代・女性)の作品です。
使用した主な食材や感想、工夫したポイントなどのコメントです。
子どものために作ったキャラ弁です♪
ヴィーブルくんの胴体はバターしょう油のごはん、根の部分には卵を巻き、チーズ模様をつけました。タケノコの葉はインゲンで表現しています。
卵焼きはハート形にしたほか、トマトを半分に切ってキノコ型にアレンジしました。ミートボールなど、子どもが喜ぶ食材を使い、子どもがお弁当を開けて喜ぶ姿を思いながら作りました!
食べるのがもったいないくらいの素晴らしい出来です。