明治25年西合志村黒松に誕生し
昭和24年の閉塾までに約7000人の卒業生を輩出した
私塾「合志義塾(こうしぎじゅく)」
若き教師「工藤左一(くどうさいち)」と「平田一十(ひらたいちじゅう)」が
合志義塾をつくるまでの物語を
郷土の歴史マンガとして作成し、販売しております。

1冊800円(消費税別)
農民のための学校をつくろう
合志義塾は、合志郡西合志村黒松に教育の機会に恵まれない農村子弟のための私塾として設立されました。明治25年の開塾時は女子2名を含む25人の生徒数でスタートしましたが、生徒数は増え続け、昭和24の閉塾までの58年間に約7、000人が学ぶ、県内でもあまり例を見ない学校でした。
「自由と規律」「師弟同行」などの精神を元に、生徒を5つの学団(グループ)に分け、リーダー(団監)主導で行事を行なうなどユニークな教育方針が評判を呼び、遠くから学びに来る生徒も多数いました。卒業生からは多くの篤農家が誕生し、また教師・医師・軍人、海外へ進出する者など、各界の重要人物も多く輩出しています。このように合志義塾は合志の農業の発展にも深く関わり、地元に愛される学校でした。
このマンガでは、明治10年の西南戦争を背景に、主人公の工藤左一と平田一十が「黒松に農民のための学校を作る」という夢を持ち、合志義塾を開塾するまでを2人の成長とともに描いています。 カタルパの樹とは カタルパの樹(日本名アメリカキササゲ)は、京都の同志社の創設者である新島襄がアメリカから持ち帰ったもので、熊本出身のジャーナリスト徳富蘇峰にその苗が譲られ大江義塾(熊本市)に植えられました。大江義塾で蘇峰と平田一十は師弟関係にありましたが、のちに一十が地元の黒松に合志義塾を開いたことを聞きつけ、蘇峰はその苗を合志義塾にも譲り渡しました。カタルパの樹は「文教の地・合志」の象徴として、合志義塾より株分けされた苗が合志市内の全小中学校にも植樹されました。毎年5月になると白い花を咲かせます。 合志義塾跡 合志義塾跡には、昭和50年私塾合志義塾同窓生一同により記念碑が建設されています。その横でカタルパの樹が碑を見守っています。 
マンガはコミュニティ助成事業により制作しました
このマンガは自然や文化、歴史などを地域資源として発見し積極的な活用を図ることを目的としたコミュニティ助成事業により制作しました。コミュニティ助成事業は、宝くじ普及広報事業費を財源として財団法人自治総合センターが助成決定を行なうものです。
制作したマンガは、合志市の誇れる歴史を子どもたちに分かりやすく伝え、郷土愛を育むきっかけとして活用しています。
このマンガは、平成27年2月5日、第36回熊日出版文化賞を受賞しました。「地域に根差した活動を漫画にし、構成がしっかりして漫画のレベルも高い」と評価いただきました。 マンガはどこで読めるの? 合志市の施設や図書館に配置しています。図書館では、利用者への貸出しも行いますので是非ご覧ください。 マンガを購入したい場合、どうすればいいの? 以下のとおり販売しています。いずれかの方法でご購入ください。 ◎本市施設での購入 市内施設2ヶ所で販売しております。 (1)合志市総合センターヴィーブル窓口(現在休館中) (2)合志市御代志市民センター窓口 (毎日8時30分~17時00分 ※ただし年末年始は休館) ◎県内書店での購入 下記書店において取扱いを行っております。 販売書店リスト (PDF:33.4キロバイト)
◎郵送での購入 遠方にお住まいの方は、郵送での取扱いも行っております。 購入方法は下記のとおりです。 郵送での取扱い (PDF:100.4キロバイト)
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