 有明海を臨む。海のない合志市内では見ることができない風景です。
 筑後川昇開橋。
大川市のシンボル的存在であり、国指定重要文化財です。平成19年には機械遺産に認定されました。この橋は昭和10年に国鉄佐賀線の筑後川橋梁として開通しました。九州最大の一級河川である筑後川に架かるこの橋は汽車の線路だったのです。
 2本の高く組まれた鉄塔に渡っている橋(長さ約26m)が上下に可動します。
いわば線路が上下に動くのです。
完成当時は「東洋一の可動橋」として話題になったそうです。
現存する可動橋としても日本最古だそうです。
 どれどれ。歴史を感じながら一歩一歩足を進めるヴィーブルくん。
 線路の名残だね。踏切の跡があったよ。
 昭和62年に国鉄佐賀線は廃止になりました。
しかし、その後住民による保存運動が起こり、平成8年に筑後川昇開橋遊歩道として
改めて開通しました。
 佐賀線設置の際には船舶会社と協議。列車通過時以外は船舶が優先されることが約束され、
それがもとで昇開式可動橋がつくられたそうです。
 と、記念撮影の合間に筑後川昇開橋観光財団の古賀さんに教えてもらいました。
 なんと、今回だけ特別に約23mの高さまで昇る可動橋に乗せてくれるそうです。
可動橋に乗るのは、「ドゥーン」をはじめ、「ウェルカム、腕噛む、どこ噛むねん!」、「長州、チャーシュー、皆の衆」などのギャグでおなじみの村上ショージさん以来だそうです。
村上ショージさんは「すべり芸」のパイオニアであり、べたなギャグをすべらせた後の絶妙な雰囲気とおかしさで観客の笑いを誘う、玄人好みの芸人です。筑後川昇開橋のロケでもたくさんのギャグを残したそうです。
 ほう、絶景かな。
可動橋に乗ったショージ師匠は「カドーキョー」というギャグをクリエイトしたそうです。
 天気もいいし、最高の眺めだね。
ショージ師匠は「昇開、全開、僕爽快!」というギャグで大川市でのロケを総括したそうです。
 ああ、おもしろかった。
 古賀さん、ありがとうございました。
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