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原田茂さん(故人・平島区)が、令和2年度熊本県近代文化功労者に顕彰されました。

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原田茂さん写真

令和2年度熊本県近代文化功労者に、原田茂さん(故人・平島区)が顕彰されました。

 

原田さんは、1896年、旧合志村・平島区のお生まれで、尚絅高等女学校(現在の尚絅高校)を卒業されています。

卒業後は、文化服装学院(東京都)で教育者となり、1960年に学院長に就任、1971年には名誉学院長として、学院の発展に寄与されました。

 

洋服の文化が、まだ日本に浸透していない大正から昭和初期の時代。

その中で、「日本にいる誰もが、美しい服を着て欲しい」(自叙伝『たてよこの糸』内で記述)という強い思いを持って、学院内にとどまらず、

全国各地で洋服の仕立て方の講習会を開催するなど、日本の洋裁文化の進展に尽力。多くの洋裁に関する著書も執筆されています。

 

これらの洋裁教育の功績により、原田さんは、1966年にアメリカン学術賞を受賞、1967年には、勲四等瑞宝章を受章しています。

 

熊本県近代文化功労者の顕彰は、県出身の関係者で、教育や芸術、産業等の分野で文化振興に貢献された方が対象。

過去の顕彰者には、医学者の北里柴三郎氏や歴史家の徳富蘇峰氏等がいます。

本市からは過去に、合志義塾の創始者である工藤左一氏や農村指導者である工藤正人氏が顕彰を受けています。

 

顕彰式は、11月13日に県庁で開催される予定。

現在、市では、原田さんの功績をまとめた伝記の執筆作業を行っています。

伝記は、約1,200部を作製し、県内の小中高、大学や図書館などに、令和3年3月までに配布する予定です。

 

原田さんの功績は、今後、様々な場面で広報、発信していきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

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