須屋神社は須屋地区の氏神社です。寛政(かんせい)4(1792)年、須屋神社に三十六歌仙絵馬が奉納さ
れました。 須屋神社は、5柱の祭神を祀るため地元では五社宮、あるいは熊本市の藤崎八幡宮の末社でもあ
ることから須屋八幡宮と呼ばれています。詳しい来歴は不明ですが、一説に創建は延慶(えんぎょう)元
(1308)年と伝えられています。現在は、子ども相撲の奉納や、祭礼日に舞われる須屋神楽で賑わいます。
須屋神社三十六歌仙絵馬は、江戸時代後期の肥後細川藩の御用人であった竹原勘十郎により須屋神社に奉
納されました。絵は、細川藩のお抱え絵師であった矢野良勝と衛藤良行の両名によって描かれています。三
十六歌仙絵馬は36枚すべて現存しており、現在、合志市歴史資料館に保管され、その一部が展示されてい
ます。