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|母校へ|合志中学校出身・坂本幸重さんの絵画寄贈

最終更新日:

 

寄贈のきっかけは“ご縁”と“出会い”


寄贈式の様子
寄贈式(令和5年12月22日・合志中学校)

令和5年12月22日、合志中学校に、同校出身の日本画家・坂本幸重さんの絵画『鮭』が寄贈されました。寄贈したのは、野口経俊さんです。

 

寄贈に至った経緯


絵を見る学校関係者
絵を見る合志中学校の関係者

かつて退職の記念に坂本さんの絵を購入し、自宅に飾っていたという、寄贈者の野口さん。絵を購入したきっかけは、“野口さんの親族が教師で、合志中学校に赴任していた際に坂本さんの担任を務めた”というご縁でした。

野口さんの親族と坂本さんの交流は、坂本さんが卒業した後も家族ぐるみで続いたということです。坂本さんは『合志中学校50周年誌』の中で、野口さんの親族について「絵の道を志し東京へ出てからも、私の稚い絵に期待し続けてくださり、絵を買ってくださったりして、もっとも苦しい時代を支え続けてくださっていた」と述懐しています。

そして、親族と坂本さんが出会った「合志中学校と合志市の皆さんに、絵を是非ご覧いただきたい」と、このたび、野口さんとご家族より寄贈の申し出がありました。

 

寄贈式では


寄贈式の様子
贈られた絵画


全校生徒に向けてオンラインで開かれた寄贈式には、野口さんの娘・松田千里さんが出席し、坂本さんの絵画が直接渡されました。

寄贈式の様子
挨拶する松田さん


松田さんは、生徒に向けて「皆さんの大先輩に坂本幸重先生という日本画家がいます。合志中学校を卒業して県外に出て、19歳の時に昭和を代表する日本画家・東山魁夷に感銘を受け、画家になることを決意しました」と紹介し、「私の伯母が合志中学校で坂本先生の担任をしていたご縁があり、絵は私の父が坂本先生から直接買い求めました。素晴らしい作品を多くの方々に見ていただきたいと考えました」と挨拶しました。

中島教育長が感謝状を贈呈

寄贈者の野口さんには、中島栄治教育長から感謝状を贈りました。

日本画家・坂本幸重さん
日本画家・坂本幸重さん

また、後日、作者の坂本さんは「私の作品『鮭』が母校・合志中学校に寄贈されたとのこと。今もなお故郷・合志市と繋がっているようで、心から嬉しく思います。私は一心不乱に絵を描き、画家として生活することができました。人と人との出会いこそ人生を動かすとも感じています。中学生の皆さん、どうぞ出会いを大切に。人は誰かに支えられながら羽ばたくことができます。その誰かを見つけることができるよう願っています」と、合志中学校の生徒に向けてメッセージを寄せました。

ご縁と出会いをきっかけに、合志中学校に寄贈された絵画。このたびのご厚意を末永く継承します。誠にありがとうございました。

寄贈式の様子


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