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人権教育シリーズ57~西合志東小学校の取り組み~

最終更新日:
 

人と出会い、共につながるなかまづくりをめざして

 西合志東小学校では、全職員で研修を深めながら全ての教育活動で人権教育を進めています。本年度は次の3つの柱を立てて取り組んでいます。
 (1)自分も人も大切にできる子どもに
 (2)自分の思いを伝え、相手の思いを受けとめる子どもに 
 (3)互いをよく知り、共に支え合うなかまづくり 
本校の人権学習やなかまづくりの取り組みの中で、いくつかの実践例を紹介します。 
西合志東小 1年生の取り組み

 

人権月間の取り組み~なかまづくりの第一歩として~

 6月、本校では人権月間に取り組んでいます。各学年、教材をもとに学習をしました。学校生活をスタートした1年生、クラス替えがあり新しい友達との出会いをした学年も、子どもたちが安心して学校生活をスタートできるよう、大切に取り組んでいます。人権学習後に学級で人権スローガンを決め、学年集会で発表し合いました。このスローガンを教室に提示して暗唱し、守れるように頑張っています。1年生でも顔のカードを持ち、帰りの会で自分の気持ちを伝える子どもが、増えています。6年生では、月ごとに生活目標を作り、6月は「名前の呼び捨てゼロ!」を合い言葉に、学年一丸となり、取り組んでいます。
西合志東小 呼び捨てゼロ
 

 5年生~体験を生活につなぐ~

 5年生では、令和5年3月「総合的な学習の時間」を中心に恵楓園を訪ね、実際に見て、「ハンセン病」について学びました。正しく知ることが、差別や偏見をなくしていく力につながっていくということを学びました。「自分らしく生きる社会の実現」というテーマで、学習後も自分のくらしと重ねな がら、命や人権を大切にできるよう学習を深めています。 
西合志東小 5年生の取り組み
 

なかまづくり委員会の取り組み

 学校の中央廊下で子どもたちを見守っている6枚の組絵は、なかまづくり委員会の呼びかけで全校児童が制作した作品です。本校では、児童会活動の1つとしてなかまづくり委員会があり、「なかまはずしをせず、友だちの気持ちを考えて行動し、楽しい学校にしよう」という目標に向かって、活動しています。
西合志東小 絆プロジェクト
 取り組みの例を紹介します。「いいことばキャンペーン」を実施し、心が温かくなる言葉を言われたら、ハートのカードに書き、ポストに入れて掲示しました。また、東小のなかまづくりを進めていくために、「友だちつくり隊」を結成し、オリジナルワッペンをつけて、遊びに誘う活動に取り組んでいます。
西合志東小 オリジナルワッペン
 

職員の研修~自分を見つめ本音を語り合える職場づくりをめざして~ 

 本校職員は、子どもたちと人権学習を進めるために、教職員自らが自分を見つめ語ることは、大切な学びであると考えています。部落差別問題をはじめとするあらゆる差別の問題と日頃からどう向き合っているのか、自分自身の生き方と重ねて語り合う研修の場を設けています。一人ひとりの思いを共有し、意見の交流ができたことで、互いを知り合う貴重な機会となり、元気をたくさんもらうことができたという感想が出されました。 


これからも西合志東小では、人と出会い、つながり、あらゆる差別をなくしていくなかまづくりをめざして人権教育に取り組んでいきます。
西合志東小 友だちつくり隊
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