国民健康保険税の税率等の改正について
国民健康保険は、病気やけがに備えて、加入者の皆さんが保険税としてお金を出し合って、医療費の補助などにあてる助け合いの制度です。
ここ数年、国民健康保険の財政状況は単年度収支で財源不足が続いており、令和6年度当初予算では約2億3千万円の財源不足が発生しています。年々国民健康保険加入者が社会保険の適用拡大などにより減少傾向にあり、保険税収入が減少している状況です。また、医療の高度化による一人あたりの医療費は増加する傾向にあり、非常に厳しい財政運営が続いています。
これまで収入不足分は財政調整基金を取り崩して運営していましたが、令和7年度には基金が底をつく見込みになっており、歳入歳出の見直しが課題となっております。
上記の状況を踏まえて、財源不足解消のために国民健康保険加入者に急激な負担がかかることのないようにし、国民健康保険財政を健全化し、将来にわたって国民健康保険制度を安定的に運営していくため、平成24年以来の保険税率の見直しを行います。
今後も安心して国民健康保険を利用できるようにするため、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
なお、広報こうし令和7年2月号には、モデル世帯も掲載しています
国民健康保険税率等の比較
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医療給付費分 |
所得割 |
9.00% |
9.50% |
均等割 |
27,400円 |
32,000円 |
平等割 |
26,300円 |
23,500円 |
後期高齢者支援金分 |
所得割 |
2.30% |
3.20% |
均等割 |
6,600円 |
10,800円 |
平等割 |
6,700円 |
7,400円 |
介護給付金分
(40歳〜64歳の人) |
所得割 |
1.70% |
2.90% |
均等割 |
8,000 円 |
19,000 円 |
平等割 |
6,000円 |
― 円 |
国民健康保険税の算定
国民健康保険税は、加入者一人一人の前年中の総所得金額等に応じて「医療分・後期高齢者支援金分・介護分」の3つの 区分ごとに金額を算出し、世帯で合算したうえで、世帯主に賦課します。
①
所得割の求め方・・・(加入者の所得-基礎控除(43万円))×所得割率 ※加入者ごとに計算を行います。
②
均等割の求め方・・・加入者の人数×均等割額
③ 平等割の求め方・・・世帯ごとに計算
国民健康保険税の試算
国民健康保険税額については、下記のリンクより試算できます。