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水道水における有機フッ素化合物について

最終更新日:

 

 有機フッ素化合物である(PFOS及びPFOA)は、水道法の水質基準は設定されておりませんが、水道水の水質管理目標設定項目【※1】に定められています。

 現在、熊本県内の飲用井戸で暫定目標値【※2】を超過した有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)が検出されたことに伴い、本市においても安全な水の供給のため、早急に各配水系統における給水栓水【※3】より水質検査を実施しましたのでその検査を公表します。

 なお、全ての配水系統(給水栓水)で暫定目標値を超過した箇所はありませんでしたので、今までどおりご使用いただけます。
 詳しい検査結果につきましては、添付ファイルをご覧ください。

 

 【※1】水道管理目標設定項目は「 将来にわたり水道水の安全性の確保などに万全を期する見地から、水道水質管理上留意すべきものとして定めら 

    れた項目」のことです。

 【※2】暫定目標値は「人が一生涯毎日2L飲用しても問題ない」とされる値で「PFOS及びPFOAの合算値で1リットル当たり50ナノグラム(ng)以 

    下」とされています。

    ナノグラムとは10憶分の1グラムであり、1ng/Lは水1リットルあたり10憶分の1グラムの物質が溶解していると表します。

 【※3】給水栓水とは実際に飲用として供給している「蛇口から出る水」のことであり、各配水系統内で検査を行いました。(採水地点位置図参照)


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    有機フッ素化合物とは?


  •  有機フッ素化合物の一種であるPFOS(ぺルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ぺルフルオロオクタン酸)は、水や油をはじき、耐熱性、耐薬品性に優れているという性質を持ち主にフライパンの表面加工、撥水剤や泡消火剤等に用いられた化学物質です。また環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内外において製造・使用が規制されています。
  •  水道水におけるPFOS及びPFOAについては検出状況の確認や、有識者による議論が続いており、目標値は世界各国で異なりますが国内では令和2年4月1日に水質管理目標設定項目として位置づけられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの合算値で1リットル当たり50ナノグラム(ng)以下」と定められています。

 水道課では、今後も継続してPFOS及びPFOAの検査を行い、皆様に安心してご利用頂けるよう、水質管理を徹底してまいります。
 なお、今後の検査結果につきましても定期的にホームページ等で公表する予定です。
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