私たちが人権教育を進める意義
2016年12月に「部落差別の解消の推進に関する法律」が制定され、「現在もなお部落差別が存在する」、「部落差別は許されないもの」との
認識のもと、部落差別のない社会を実現することが謳われました。その第5条には、部落差別を解消するために教育や啓発を行うことが明記されてい
ます。
本校では、学校教育目標に「郷土に誇りを持ち 未来を拓く 心豊かな子どもの育成 ~夢と
目標 努力と挑戦 自信と誇りを身に付けた子どもを育てる~」を掲げ、校長のリーダシップの
もと人権教育主任を中心に全職員で人権教育を推進しています。また、児童が主体的に学ぶこと
や働くこと、生きることの意義や尊さを実感できる活動を充実し、学ぶ意欲を高めています。
これらを通して、私たちは人権尊重の精神に立った学校づくりを進めています。
本校の人権教育目標とその実際
本校の人権教育目標は次の通りです。
○部落差別や社会意識の中にある差別が人やくらしをどのようにゆがめているのかに気づき、差別をなくそうとする意欲を育てる。 ○保護者との連携のもと、児童一人ひとりの学力の向上と進路の保障に努める。 |
人権教育を行う際は、「自分や他者を認め合い、人権問題における課題やその解決方法を知る。(知識的側面)」「差別やいじめなどの不合理に対
して、協力して解決し、くらしの向上をめざそうとする。(価値的・態度的側面)」「互いに思いを伝えながら、身の回りの問題解決に努め、くらし
を向上することができる。(技能的側面)」を重点目標とし、様々な活動を行っています。人権教育は、学校における教育活動全体を通じて行ってい
ますが、例年、なかまづくり(6月)、部落差別問題の学習(10月)、自分を語る(2月)の3回、人権月間を設けて重点的に取り組んでいます。
また、以下のような活動にも取り組んでいます。
1. 全校なかよし集会(6月)
児童会の一つである「なかよし委員会」が中心となって、全校なかよし集会を行っています。
集会では、各学年が、人権月間(6月・仲間づくり)の学びの発表を行いました。他学年の発表
に返しを行い、学校全体で課題や目標を共有することができました。また本校では、毎年、全校
で人権スローガンを決めています。令和7年度は、「一人一人の友達を大切にし、みんなが安心
できる、ふわふわ言葉あふれる合志小」です。集会では、このスローガンを全員で宣言しました。
2. ありがとうの樹
合志小学校人権スローガンをもとに、なかよし委員会が中心となって「ありがとうの樹」とい
う活動にも取り組みました。「暴言や暴力をなくし、安心できる学校にしたい」という児童の思
いから、活動を始めました。友達に対して、日頃の感謝の気持ちを用紙に書いて掲示しています。
3. 合志支部との合同学習会
6月には、合志小学校全職員と部落解放同盟熊本県連合会合志支部の方々で合同学習会を行いました。地域の方々の願いを知り、職員の人権
感覚を豊かにし、教育実践に繋げるために学習会をしています。合志支部の方のお話を聞き、自分のくらしと重ねることで、まずはわたしたち
が差別を自分事と捉え直す機会となっています。他にも合志支部の方々とは、人権月間に授業参観に来ていただくなど、学校と地域が一体とな
って差別をなくす活動に取り組んでいます。
合志小学校は人権教育を進めるにあたって、日頃の教育活動を学級通信や家庭訪問等で保護者の方へお知らせし、児童の努力する姿や挑戦する姿
を伝えています。さらに合志市歴史資料館や人権ふれあいセンター学習、農家さんや酪農家さん、更生保護女性の会やホタル保存会の方々など、た
くさんの連携・協力をいただいています。